PDF/X-4
■PDF/X-4とは
PDF/X-4は、PDF/X-1aの後継の規格で、ベースとなるPDFのバージョンは1.4と1.6になります。Adobe Creative Suite 5.5で作るPDFのバージョンから1.6(Acrobat7.0)になります。
PDF/X-4は、透明効果が使用されたRGBワークフローや文字の品質向上を主な目的として、透明効果を保持したままのPDF処理を前提としています。また、PDF/X-1aでは禁止されていた透明効果(ドロップシャドウや乗算)やレイヤーの機能を使用できるAdobe PDF Print Engine(アドビ PDFプリントエンジン)という最新のRIP(リップ)で出力します。
Adobe PDF Print Engineは、従来のCPSI系のRIPがPostScriptを処理するのに対して、PDFをダイレクトに処理します。PDFをダイレクトに処理する事で、透明効果の分割処理やRGB 画像のCMYK変換などデバイスに依存した処理もRIP内部で行います。
データを印刷会社に渡す前に透明分割やCMYKの処理事前にを行わず、ネイティブデータ同様に印刷会社のRIPにあわせてダイレクトで出力ができるようになります。そのため、従来のフローに比べると圧倒的に処理時間が短縮できます。
このように、デバイス依存のないPDF/X-4を運用することで、そのメリットを活かすことができます。
PDF/X-4データの作成方法
PDF/X-4データの作成方法をソフト別に解説しております。
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