禁則処理
■禁則処理とは
和文組版には、約物類が行頭・行末に来ることを避ける習慣があります。その避けるための処理を禁則処理と言います。
和禁則処理には「行頭禁則」と「行末禁則」があり行頭禁則の対象には句読点,.、。などや一対になっている受け側としての約もの>)」』などがあります。また行末禁則の対象としては一対の始まり約物<(『「などがあります。
この禁則処理は、活字組版や手動写植組版では人間が判断し手作業で行っていましたが、電算写植やDTPなどのシステムでは組版ソフトに禁則処理機能を持たせて自動処理させています。しかし処理方法はメーカーのソフトにより若干異なります。一般的な方法としては「追い込み処理」「追い出し処理」があります。
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